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クラインの壺

クラインの壺が届きました!欲しかったんですっ!


クラインの壺とは、球やトーラスなどと同様、閉曲面の仲間で、内部と外部の境界や、表面裏面の区別を持たないユニークな立体です。実際は3次元世界では実現不可能なのですが、自己交差を許して疑似的に表現しています。私は大学でトポロジーから逃げていたので、全くのド素人なのですが、中学生向けにちょっとだけ自分の理解の範囲を絵に描いてみました。

クラインの壺といえば、筒井康隆の「腸はどこへいった」というショートショートが思い出されます。便秘で悩んでいた男、実は腸捻転を起こして腸がクライン管構造になり、うんこが異次元にテレポートされていたという話。腸が正常になったとたん、これまでのうんこが、全部彼女の家に出現して彼女の家がつぶれるというオチだったと思います。読んだのは高校の頃なので記憶は定かではありませんが。